ウェットスーツ工場取材:ヌーベルバーグ社のファクトリー

取材協力:ヌーベルバーグ
PHOTO & TEXT: RED-Y

神奈川県にあるヌーベルバーグのファクトリー。ウェットスーツの工場です。

SAVER CROSS、REVO、AIRTIGHT、SEVENなどを取扱い、日本全国に最高品質ウェットスーツを生産・発送をしています。

日本初のジップレススーツの実用新案から特許を取得したパイオニア・ウェットスーツでもあります。


日本ウェットスーツ界で深い歴史を持ち、現在も多くのプロサーファーやトップライダーをサポートしています。

20数年前のceramicチーム 集合写真 新島にて。 当時の日本TOPプロライダーがズラリ!

What’s ceramic??>>>


↓当初の全身セラミック加工 裁断後写真。全パーツにセラミックをプリントし翌日に各パーツを張り合わせて仕上げる工法であった。

1986年12月業界初のセラミック加工をヌーベルバーグ社が手がけ、当時では最新技術としてウェット業界に多大なる影響を与えた出来事。

特種インクにセラミックの粉末を混ぜてシルク板で裏地に貼付したセラミック加工は驚異的な暖かさを実感できた素材。実際アイロンを体温にみたて加工してある生地としてない生地を均一にアイロンをして、 触ってもらうというデモンストレーションをし、体感してもらった。

その温度の違いに誰もが、衝撃をうけ、 当時この暖かさを広げていこうという事で、ハリーウエットスーツ、オーシャンサプライズ、 アクアコマーズ社に声をかけ、この技術を提供。そして、新島で行われたJPSAの大会に集結したプロサーファー全員を集め広告用の写真を撮影した。その後、このセラミックの効果は繊維メーカーにより現在の多くの起毛発熱素材などの繊維の中 に折り込まれているのである。

ヌーベル・バーグ社ウェットスーツ完成まで>>>
ウェットスーツ制作の初段階である型紙制作からカッティングの様子↓↓↓


↑↑↑一台、数百万円ほどする型紙マシーンを2台保有し、フル稼働し土台となる型紙が生まれます
型紙担当:マサ 斉藤さんがこのマシーンの担当をしています。
日本でも数少ない豊富な在庫量を持つヌーベルバーグ社。
ウェットスーツは生ものと考えるヌーベルバーグ社では、一年間にウェットゴムの入れ替えを何度も行ったり、ウェットゴムの保管・管理を大事にしています。さらに、どんなお客様からのニーズでも応えられるようデザイン、マテリアルなど豊富に揃えているのが特徴。

その後、型紙から裁断と呼ばれる作業へ。

一つ一つ丁寧にウェットをカッティングしていきます。


裁断主任:大庭広大さん

綺麗にカッティングされた一つ一つのパーツ↓↓↓


最後はウェットスーツの接着・裁縫工房へ



ウェットの接着・裁縫工房にはとても多くの女性がいらっしゃいました。

女性が持つ、繊細さ、器用さは男性には無い細かな部分を持っているそうです。

ヌーベルバーグ社の高品質ウェットスーツには女性の技術も大切にしているそうです!


この作業に欠かせない2大道具・プレス機とウェット専用ボンド。使い込んでる具合がとても熟練さを感じさせます。



細かく接着縫合されたウェットスーツは最終段階へ

2~3日間ほど乾燥させ、縫合・接着のミスが無いかを確認しようやく完成へ

こうして高品質かつ愛情たっぷりなウェットスーツが皆様の元へ届けられます!
<ヌーベルバーグ社の皆さん>


30年以上に及ぶキャリアを持つ、ヌーベルバーグリーダー・荒井さん。
親しみ易く、大人の優しさを持ち、多くのプロサーファーやショップオーナーから絶大なる支持を得ている。 主に型紙からウェットをカッティングする裁断担当をしています。


ディレクターを務める五十嵐さん。ウェブ全般業務をそつなくこなし、一度パソコンの前に座ると集中し迅速な業務を行うスペシャリスト。荒井さんと供に、長きにわたりヌーベルバーグを引っ張ってきた兄貴的存在。

笑顔がとてもチャーミングなNEW MARIN 工場長:新海 典彦さん


とても綺麗な事務担当:安藤 祐子さん


この道32 年の経験を持ち、全てを把握し、熟練された腕をもつ工場長:山本 浩二さん

ドレッド姿でとてもスピーディーかつリズミカルにカッティング作業をこなす型紙担当:ダッシー中村さん


ヌーベルバーグ社SALES MANEGERを行っている:谷口 英樹さん
<取材協力>
Nouvelle Vague International
TEL:0467-83-9565
FAX:0467-86-6484
H.P:http://www.nouvellevague.co.jp/