先日、バンザイ・パイプラインで最高のパフォーマンスを見せたミック・ファニング(オーストラリア)が2009年ASPメンズ世界チャンピオンに輝いた。2009年ASPメンズ世界ツアーの最終戦を前にして、世界チャンピオン争いは、ゴールドコースト出身の2名、ファニングとジョエル・パーキンソン(オーストラリア)の2名に絞られた。そして、今日パーキンソンがBillabong Pipe Mastersのラウンド3でワイルドカードのギャビン・ジレット(ハワイ)に敗れた時点でファニングの自己通産2度目となるASPメンズ世界チャンピオンのタイトルが決定した。
「現在、嬉しく興奮していて今の喜びを言葉で言い表す事が出来ません」とファニングは語った。「今日も辛い戦いが続きました。自分のヒートに向けて最大に集中して準備をしていた時でした、それは自分が沖にパドルアウトしている瞬間にギャビン・ジレットがもの凄い良質な波にテイクオフする瞬間を目撃したのです。すると時間が止まり、良くその瞬間の事は覚えていません。」ASPメンズ世界チャンピオンがシーズン最終戦のBillabong Pipe Mastersまでもつれたのは2003年以来の事となる。
「今回のようなもつれた世界チャンピオン争いの方が面白かったです」とファニングは語った。「実際に今年の方が2回目という事もありリラックス出来ていたかのように見えましたが、最近数日間だけは別でした。実は凄いプレッシャーがありました。」2009年ASPメンズ世界チャンピオン争いは必ずしや歴史に残るドラマチックな物語となった。それはシーズン序盤の戦5戦までパーキンソンが3勝して、その後ファニングがシーズン後半の凄まじい反撃からの大逆転物語りがあったからである。「今年のサーフィン自体には手応えを感じていました」とファニングは語った。「後はどうやって結果に結びつけるだけでした。頑張れば必ずどこかでチャンスが生まれると信じていました。世の中は不思議で一杯です」
ファニングの2009年度全成績:
Quiksilver Pro Gold Coast: 同率3位
Rip Curl Pro Bells Beach: 同率5位
Billabong Pro Teahupoo: 同率9位
Hang Loose Santa Catarina Pro: 同率5位
Billabong Pro Jeffreys Bay: 同率17位
Hurley Pro Trestles: 優勝
Quiksilver Pro France: 優勝
Billabong Pro Mundaka: 同率9位
Rip Curl Pro Search: 優勝
Billabong Pipeline Masters: 同率9位
<ASPオフィシャルサイト>
http://www.aspjapantour.com/