2013年10月19日(土)20日(日)ビラボンサーフィンゲームス“the Final game”が開催された。
『今年一番!』
今大会に参加した多くのプロサーファー達が語った言葉だ。
ウェイティング期間を持たずに、日本が誇るこの日南リーフで、神がかり的なコンディションに恵まれた2日間。
日南ローカルが最も大切にする小吹毛井ポイントを提供し、大会運営をもサポー トてくれた川畑龍一氏が率いる日南市サーフィン連盟の皆様に心からリスペクトし、Billabong Surfing Games-13すべてのGAMEが無事幕を閉じた。
2013年10月20日 NICHINAN COAST LINE @ KOBUKEI REEF 3-4ft
午前6時30分、 太陽が顔を出し、 昨日に比べ少しは静寂した感はあるが、波の状況はセットで3-4ft!安全面を考慮し、セキュリティーを付け、 前日キャンセルしたウィメンズクラスからスタートした。
恐らく、彼女達のコンペシーンの中で、最も過酷な状況になったであろう。
しかし、世界では 日常、このような状況でコンテストが実行されていることを考えると、世界やトップを目指す彼女達にとって最高の経験になったことは間違いない。そ のような中、ファイナルゲームに相応しい、新たな伝説の火蓋がきっておとされた。
スペシャルクラスのR-3では、流石のトップアマ達もこのコン ディションには恐怖を感じる・・・
しかし、先日プロ資格をGETした河谷佐助、そして、田中大貴、児玉椋、野呂海利などは好調ぶりを魅せ、その中 でも野呂海利は9ポイントを叩き出す中、順当にそれぞれのヒートが消化されていった。
そして、この大会でのハイライトとなるプロアマクラスのセミ ファイナルへと駒を進めた。
特に注目を集めたのがH-2!前日から好調の山田祥充プロ、辻裕次郎プロ、地元宮崎のアップカマー児玉椋、そして、仲 村拓久未プロの4人ヒート。
事実上、ファイナルと言っても過言ではない!?ヒート開始早々、4ftの最大セットを絶好のポジションで捕らえた山田 祥充プロ!「これは、日本なのか!?」会場にいた人々すべてが思ったに違いない。彼の素晴らしいカービングにより、沖で待つ3人にスイッチが入っ た。
その瞬間から、トッププロ達によるシーソーゲームがスタート。安定したヒートメイクをする辻裕次郎に対して、波に恵まれない仲村拓久未プ ロ・・持ち前であるワールドクラスのカービングを披露するも、ここで姿を消し、児玉椋はアマチュアながらも健闘した。
そして、遂にファイナルヒート!!オープンクラスとは思えない高橋隆一郎に山田祐斗が追いかけ、オーバー35クラスでは、高橋真也が独占、オー バー45クラスでは、地元ローカルの中村義浩に、南信筆が立ち向かう九州対決!
そして、ハードな状況を勝ち抜いてきたウィメンズクラス。更には、 スペシャルクラス!!
完全にプロアマクラスのセミファイナルで、トッププロ達からのバイブスを吸収し、成長したと思える児玉椋。
7.5と9.0で トータル16.50で圧勝!全く他の選手とは質の違うパワーと安定感を実証した。
そして、遂に今大会のファイナルヒートであるプロアマクラスのファイナル!!!!
スタート直後、パワーのあるエクセレントライドを披露した、地元 ローカルヒーローの渡辺寛プロ!
秘めていたすべてのパワーを引き出した彼の演技に鳥肌が立った。その後、緊迫した空気の流れる中、黒越太気プロ、 辻裕次郎プロ、山田祥充プロが、ハイポイントの出せるセットを待ち続ける。
次に仕掛けた前回のチャンピオン黒越太気プロが6.00ポイントを ゲットし、そして、ヒート終盤・・辻裕次郎プロが深いボトムターンから縦へのトリッキーな持ち前の演技を見せ、7.50ポイント。
絶好調の山田祥 充プロに、前ヒートの様な波がこない・・・その中、渡辺寛プロが更に、7.00で追い討ちをかけ、この場を知り尽くした貫禄を魅せつけた。
追い上 げる辻裕次郎、波を待ち一発を狙う山田祥充プロ・・・
そして、キマシタ!黒越太気プロ!!
ディープなポジションから セットをGETし、バレルイン!更にインサイドでもバレルイン!!
ヒート終了間際に、ダブルバレルを決め10ポイント!!!!そして、今大会終了 のホーンが日南の空に鳴り響いた!!
メンズプロアマクラス
優勝: 黒越太気プロ 16.00pt
2位: 渡辺 寛プロ 15.00pt
3位: 辻 裕次郎プロ 13.00pt
4位: 山田祥充プロ 8.95pt
RESPECT.
Everyone at Billabong.
詳細はこちら↓
http://www.billabong.com/surfinggames/2013/the-final-game-goes-off-at-nichinan
「BILLABONG SURFING GAMES -2013」″the FINAL GAME” ハイライト